ブックオブザイヤー2015(ゴン太版)
2015年も残り少なくなりました。
読書メーターによると、2015年は30冊本を読んだそうです。ゴン太って誰だよ!って感じかもしれませんが、私版のブックオブザイヤー2015を選びたいと思います。
目次
1位は『融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代(渡邊恵太)』
昨今、IoTが流行ってますが、いまいち定義がよく分からなくなってきました。
今まで、ネットワークに繋がらなかったものが繋がるようになるのがIoTなのか、データをあげまくるのがIoTなのか。2015年を見返してみても、本当に生活を便利にしたIoTは少ないなぁ、と実感しています。本当にヒットしたのは、スシローくらいでしょうか。
正直、この本は最初読んだとき、結構知ってることや当たり前のことが書いてあるなーくらいの感じ方だったのですが、昨今のIoTブームから冷めた目で見ると、ジワジワくるものがあります。
IoTの定義はこの本に書かれている『ユーザーの生活の流れを変えないで、無意識に便利にするようなサービス』というのが、今は一番しっくりくるような気がします。IoTが出てきたからといって、いろんなメーカーがおもしろガジェットをたくさん出して、ハッカソンやって、人間が機械にあわせて無理やり使うのはちょっと違うかなー、と思うんですよね。
著者も『これからのデザインは、問題解決の効率さではなく、自己帰属感が設計のポイントになる』とおっしゃっています。IoTというバズワードから抜け出して、こうした本質を先に捉えるのが大事だと思いました。解脱しましょう。
番外編『「課長」から始める 社内政治の教科書(高橋幸司)』
かなり煽ったタイトルなのですが、内容は至極まともです。
社内コミュニケーションの取り方や人間関係の作り方など、実に生々しくかつ実用的に書かれていて、まさに「教科書」にふさわしい内容です。
私が出会った課長さんたちを想像しながら読んだのですが、出世している人たちはまさにここに書かれていることを実践しているなぁ、と思ったものです。
今の課長さん、これから課長さんになられる方にはまさにオススメの本です!
しかし、この本は2014年の本だった。というわけで、番外編で紹介させていただきました。
来年はもっと本を読むぞ!
今見返すと、プログラミングとか要件定義の専門書が多かった気がします。もっと文章力を磨きたいので、小説とか畑違いのホンモノの本を読まないとなー、と思ったのでした。